クロニクル 乙女なブロカント06
クロニクル香川さんに学ぶ
乙女なブロカント
9階の祝祭広場前の階段を上がってすぐ、
ロマンチックな世界観で行き交う人々を引き込む
Chronicle(クロニクル)がお店を構えています。
そんなクロニクルの店主香川さんに、
毎月違った"乙女なブロカント"をご紹介いただきます。
今月のアイテムは...「バルボティーヌ」
バルボティーヌBarbotineはフランス語で「でこぼこ」という意味。
酸化錫(すず)の不透明な釉薬(陶器の表面を覆うガラス質の薄い膜)を用いた
立体的な造形の柔らかい陶器の総称です。
フランスでの主な産地はロレーヌ地方で19世紀後半~20世紀前半の
アール・ヌーボー期に人気を博しマジョリカMajolica焼きとも称されます。
現在まで長く、広く愛され続ける歴史ある陶器です。
~バルボティーヌの魅力を深掘り~
バルボティーヌの始まりは16世紀、一人の陶工が魚や植物などを
本物そっくりに仕立てた「田園風土器」に始まっています。
陶器ならではの艶のある質感に、バルボティーヌの特徴でもある
凸凹とした立体的な装飾が魅力的。ぜひ現物を見ていただきたいです。
食卓の上にバルボティーヌが一枚、並ぶだけで華やかな印象に。
お皿の上に何を載せようか想像するだけでわくわく。
ごはん時間がより一層楽しいものになりそうです!
葉っぱ、いちご、鳥、ぶどう、蔦、お花...
一つ一つ手描きのため味があり、ついつい絵画を観賞するように眺めてしまいます。
手に取ればぬくもりのあるやさしい雰囲気を感じ取れるはず。
あなただけの一枚を見つけてください。
みての通りとっても存在感のあるバルボティーヌ。
そのままディスプレイするのはもちろん、壁に掛けたりガラスケースに収納したり
インテリアとしてお楽しみいただくのもお勧めです。
観賞用に購入されるお客様、増えています。
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