クロニクル 乙女なブロカント
クロニクル香川さんに学ぶ
乙女なブロカント
9階の祝祭広場前の階段を上がってすぐ、
ロマンチックな世界観で行き交う人々を引き込む
Chronicle(クロニクル)がお店を構えています。
そんなクロニクルの店主香川さんに、
毎月違った"乙女なブロカント"をご紹介いただきます。
Chronicle
10階『うめだスーク』北街区に常設店を構える。
アメリカ・ヨーロッパで買い付けたブロカント(古道具)の他、
ブロカントと相性がよいインテリアグッズ、作家の作品も取り扱う。
大学で空間デザインを学び、クロニクルの商品買い付けや
内装デザインを手がける店主の香川さん。
彼女が手がける世界観に魅了される方多数。
「2013年に神戸にてスタートしたクロニクルは、
作家さんやショップ、ブランドをされている方々にも空間演出にご活用頂けるような
ディスプレイアイテムをご提案できればという思いから、はじまりました。
日本のお店は商品を"並べて"見せることが多いですが、
私は誰かの素敵なお部屋を覗き見ているような、
ひとつの世界に溶け込んで飾られているような
ストーリーあるディスプレイが好きなんです。」
その空間に入った人がワクワクして、
ひとつのシーンにいるかのような気持ちになるディスプレイを届けたいという香川さんの思いが、
店内のいたるところに表れています。
今月のアイテムは...「Fenton Glass (フェントンガラス)」
1940~70年代、アメリカでは機械化が進み、
他のガラスメーカーでは大量生産が行われていました。
そんな中、フェントン兄弟はハンドメイドにこだわり、
熟練した職人による美術性の高いガラス製品を届けていました。
ひとつひとつ手作りで作られたガラス製品は、繊細で美しい装飾が施されています。
また、そのカラーも魅力の一つで、乙女ごころをくすぐる可愛らしさがあります。
Coin Dot (コインドット)
コインのような大きなドットが特徴のデザイン。
ピンク:Cranberry
ブルー:Blue Opalescent(オパールセント)
ホワイト:French Opalescent
Cranberryはコインドットの中でも一番メジャーで、長い期間製造されていました。
オパールセントとは半透明の乳白色のガラスをいいます。
真珠のように光の当たり具合で様々な色を見せてくれます。
~ ティータイム ~
バスケットとジャグ(水差し)を可憐なお花柄のプレート、カップ&ソーサーとコーディネートし、 可愛らしいティータイムを演出。 バスケットのひだ飾りがとびきりキュートです。 キャンディーやデザインシュガーを入れてテーブルに。 お友達と、乙女な気持ちに浸っておしゃべりを楽しむのもいいですね。
~ 夏のお部屋 ~
今度はちょっと違った雰囲気に。
コインドットのグラスと、同じくアメリカのガラス製造会社「インディアナグラス社」の"ティアラシリーズ"を
さわやかなアイスカラーで合わせてみました。
2つの違った表情のガラス。クリーンな印象の中にも、楽しさが加わります。
テーブルはもちろん、夏のお部屋のポイントにディスプレイしても素敵だと思います。
Hobnail(ホブネイル)
フェントンの代表的なシリーズ。
hobnailは直訳すると"靴底の鋲くぎ"。
名前の通り、鋲くぎに似ていることから名づけられたといいます。
機械では難しい繊細な模様です。
~ 本棚に ~
小ぶりなベースを本棚に。
小さくても存在感があるので、お花なしでそのまま置いても十分魅力的です。
複数の色をコレクションして並べてもきっとかわいい。
Cat Head Shoes(キャットヘッドシューズ)
おとぎ話にでてきそうなガラスの靴。
靴先をよく見てると、ネコのが覆いかぶさっているようなデザインになっています。
これが"キャットヘッド"と呼ばれる所以ですね。
細かなデイジー柄のカットが入っており、光にあたると美しく反射します。
~ アクセサリーと共に ~
キラキラ輝くガラスを存分に楽しむのにおすすめなのが
画像でも使用しているミラートレー。光が一層強く集まって美しく輝きます。
さらに、ここにアクセサリーをディスプレイ!ロマンチックな世界が完成です。
レース、香水瓶、小さなベア...好きなものを一緒に置いて、
自分好みの雰囲気を作り上げてください。
クロニクルでお買い物をする楽しみの一つは、心ときめく空間に身をおいて、
店主の香川さんの次々でてくるディスプレイアイディアを聞きながら、
自分のお部屋をこれからどうやって素敵にしていこうかなと
アレコレ想像することにあるのではないでしょうか。
来月のアイテムもお楽しみにお待ち下さいね!